山室木工株式会社  

家具職人とは、どんなに知識や技術があろうとも、それに「心」がともなっていなければ一流になることはおろか、必ずどこかで行き詰り駄目になると思います。 「心」とは「思い遣り」「気遣い」そして「感謝」。その根底には、「人に喜んでもらう」という思いがなければならない。
そんなことを時代を超えて脈々と引き継がれる山室の家具は、使い手のことを意識しながら、製作の過程でも次の工程の職人へ効率よく、そしてより作業しやすいように部材を引き渡していきます。その一つ一つの工程にも職人として必要な「心」の部分を日々磨いています。
その結晶となるのがこの「仕上げ」でもあるのです。

様々な粗さのサンドペーパーを何度も変えながら削ることで、仕上げを左右するペーパーがけは「部材」の段階である程度仕上げても「部品」の段階までいくと他の部材との段差ができていたり、細かなキズができているのでそれを徐々になくしていくのはもちらん、そこには使い手への想いがこめられているのです。

わたしたちの製品は無垢材の素材感を残したいので最後のポリウレタンは出来るだけ薄く塗っています。手で触ると木目を感じられる位の仕上げは、お客様によってオイル塗装と勘違いされる方がいられる位しっとり仕上げております。

金具類や引手の取付け、ガラスのはめ込みなどの取り付け作業や扉の吊具合などの最終調整作業があります。例えば引出し。最後に1杯1杯、ペーパーで削りながら、引き具合などを指先の感覚を頼りに調整します。同じ大きさの引出でも1段目と2段目を入れ替えしてみるとうまく入らないことがあります。弊社製品が1つ1つ手作りであることの「証し」です。

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